播種作業ピーク

播種作業の様子

雪がとけて畑が乾くと、日本一の作付面積を誇る幌加内町のそば畑ではあちこちでトラクターが忙しく動き始めます。

6月、霧立そば製粉のそば畑でも播種作業のトラクターがフル稼働中です。

播種【はしゅ】
播種(はしゅ)とは、植物の種子を播く(蒔く、撒く、まく)こと、つまり種まきである。

Wikipedia-播種- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%92%AD%E7%A8%AE

播種作業中のトラクターにはフィンランド製のユンカリ社グレンドリル(通称ドリル)が装着してあります。
使用しているのは幅3m播きのタイプです。

上部をパカッと開いて種を入れます。
1度に入れられる種はおよそ6俵ほど。
お米の1俵は60kgですが、そばの1俵は45kgなのでドリルにセットできる種はおよそ270kgということになります。

6俵をセットして播種できる広さのイメージ

「反当6kg播種」1反=およそ10アール(10×10m)あたりに6kgなので、1俵(45kg)だと75アールほど播ける計算になり、ドリルにセットした6俵すべてだと75×6=450アール(=4.5ha)の播種作業が可能となります。

4.5haと言われても・・・それってどのくらいの広さなのか?
農家の人や、山持ってますけど?みたいな特別な人以外ではあまりヘクタールで広さを聞いてもピンとこないですよね。
プロ野球球団のホームスタジアムの中で一番グラウンド面積が広い「札幌ドーム(14,460㎡)」で換算すると、
4.5ha(=45,000㎡)は札幌ドームグラウンドのおよそ3.11倍。

グレンドリルにおよそ6俵の種を入れたトラクターで播種作業をすると、札幌ドーム3つ分は軽々そば畑にできるという感じになります。

発芽が始まりました

播種作業の初め頃に播いた畑は既に芽が出てきていました。
かわいい双葉です♪

何事もなく無事に収穫でき、お客様の元に美味しいそばが届けられることを願っています。
これからエゾシカとの攻防戦も始まります。